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号外なので、コラムだけ書きます。
 今回のコラムは福島県議会議員選挙になります。

 今回の各党の議席(改選議席との比較)は、自民28(+2)、民主15(-2)、共産5(+2)、公明3(0)、みんなの党1(+1)、社民1(-1)、無所属5(+2)との結果になりました。
 ここからは、自民勝利、民主敗退と解釈することができます。
しかし、無所属議員の情勢を踏まえると、須賀川と田村の無所属は自民、いわきと南相馬と南会津の無所属は民主と予想されますので、自民30議席、民主18議席と読み直すことができます。ただし、田村の無所属は新党改革荒井氏の系列なので、自民は新党改革との協力があって初めて過半数に達します。前回選挙の自民は、自民公認と無所属の系列だけで32議席だったので、事実上議席を減らしたと言えるので、自民NOと言えます。一方、民主は、二本松の民主公認議員がみんなの党から推薦を受けていて、その議員の政策もみんなの党に近いので、みんなの党に移籍と読めますので、前回選挙と同じ17議席と読めます。ただ、前回は野党、今回は与党ですので、民主もNOと読めます。
 自民も民主もNOならば、ともに県内では原発推進してきた影響ではないかという意見が出てくるかと思われます。しかし、原発反対派の社民党の議席がポイントとなります。いわき市の無所属の当選議員は前回の選挙では社民党の公認だった経緯もあり、今回は前回より2議席減らしたのが現状と言えますので、原発はあまり当落に影響しなかったと個人的には見えました。
 みんなの党2議席(二本松の民主議員も含む)獲得、共産党が2議席増加したことを踏まえると、増税に対する有権者の怒りが反映されたのが今回の選挙だったと解釈できます。民主は復興増税の急先鋒かつ社会保障のための消費税増税の賛成派、自民は民主以上の社会保障のための消費税増税の賛成派、みんなの党と共産党は復興増税も社会保障のための消費税増税反対派です。
 デフレの時期の安易な増税は、景気を冷え込ませてデフレも進行させるので、政策としては間違いと言えます。
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